ふろしき
みっけ★

2012-20XX

風呂敷とは、物を包んだり運ぶために日本で昔から使用されている布で
今も普通に利用されています。

風呂敷の歴史は非常に古く、平安時代には品物を包む目的で
一般庶民の間で「平包」(ひらつつみ)と呼ばれる方法で
使用されていたことが分かっています。

室町時代には風呂(蒸し風呂)に入浴する際に、自分の衣服を
包んでおくのに利用され、江戸時代になると、銭湯で入浴する時に
衣服や品物を包んでおくのに使用されていました。

古来の使い方

風呂敷はかなり昔から使用されていたことが判明していますが、起源については不明です。

「奈良の大仏」で有名な、奈良県奈良市にある東大寺の宝物が保管されていた
正倉院に、風呂敷の原型と思われる布が使用されていて、現存しています。

正倉院宝物の中に舞楽の衣装があり、これは絹の袷仕立ての布に包まれていました。

表の一角には炭で宝物についての明細が書かれてあり、内側には
品物を固定するための紐が付けられていました。

この布は破れや破損がなく、ほぼ完全な状態が保たれています。

正倉院に保管されていた衣装を包む布が、現存する最古の品物を包むために
使用された風呂敷であると考えられています。

この布の大きさは縦103cm横99cmのほぼ正方形で、これはちょうど
現在の3巾に相当するサイズです。

3巾のサイズ

絹製の布自体は宝物としてではなく、品物(衣装)を包む道具として使用されていました。

正倉院の歴史ですが、建物は756年前後に建てられたと考えられています。
759年には宝物出納の記録が残されているので、1200年ぐらい前の時代の品物が
所蔵されていることになります。

宝物を包んでいた絹の布も奈良時代のものである可能性が高く、
1200年も昔から利用されていたことが分かります。

風呂敷がいつ頃から利用され始めたのかは判明していません。

それでも奈良時代には普通に衣装を包む目的で使用されていたことから、
古代から日本人の生活には欠かせない存在であったことは明らかです。


 

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